活動報告

私たちの活動のご紹介
2024年05月24日
お知らせ

児童養護施設での暮らし

 

児童養護施設を知っている人は多くても、実際に訪問したことがある人は多くないと思います。
でも、施設が地域の方を招いた催しを行ったり、ボランティアさんが施設に来て勉強を教えてくれたり、一緒に遊んだりスポーツをすることも少なくありません。

今日は子どもたちがどんな風に生活しているのかを少しお伝えしたいと思います。
もちろん、子どもたちによって、そして施設によって暮らしの模様は違いますので、ここでは共通する所が多いと思うところだけを簡単に書いていきます。

施設での一日は、朝6時ごろに始まります。
中高生は登校時間が早い子もいますので、全員一緒にという訳にはいきませんが、朝はみんなで朝ごはんを食べます。その後は学校に行きます。放課後は宿題をしたり、友達と遊んだり、中高生はバイトや部活に行く子も多くいます。

夕ごはんもみんなで一緒に食べます。
職員さんとその日にあった出来事などを話しながら食事をしますが、様々な年齢の子どもたちがいますから、話をしたくない子もいますし、料理の手伝いを積極的にしてくれる子もいたりします(施設によって、食事は調理室でまとめて作る所やグループホームなどの小規模施設の場合は、キッチンで一般家庭のように作る所もあります)

夕食の後は自由時間で、趣味の時間を過ごします。
テレビを見たり、テスト勉強したり、大舎制の大きな施設では体育館があるところもあるので、遊びやスポーツをすることも多々あります。
就寝時間になると、小学生は布団に入ります。

施設職員は日中はどうしても低年齢児への生活支援などが多くなります。私はその分、中高生とは夜にじっくり話をすることが多くありました。
学校のことや進路の悩みなど、みんな素敵な子どもたちですが、悩みだっていっぱい抱えてます。

施設では、子どもたちの勉強時間も確保しています。
一人ひとり得意不得意、勉強の好き嫌いはもちろんありますが、学習の習慣がつくよう小学生は決まった時間に勉強をします。
施設職員の人数も限られているので、1人で何人もの勉強を見るのは難しく(しかも異年齢)外部から学習ボランティアの方にサポートしてもらう施設もあります。ただ、学習スペースや個室がある施設ばかりではないので、場所によっては集中する環境を作ることが難しいという施設もあります。

施設で生活する子どもたちは、過去の経験から心に傷を負っていることがあります。心理的なサポートも重要です。カウンセラーや心理士が常駐し、定期的にカウンセリングを行っています。また、アートセラピーやグループセラピーなど、いろいろな方法で心の安定を図っています。

 

土日などのお休みの日は少し、起床時間が遅くなる所もあります。(私が働いていた施設は平日より1時間遅くなりました)
朝食の後は、学習時間も設けていましたが、平日と違い自由時間も長いので外出したりすることもあります。

児童養護施設での生活は、家庭とは違う部分もありますが、子どもたちが安心して生活ができるように努めています。
それでも、昔と違いグループホームなど小さい単位で生活環境に変えているところが増えており、一般家庭に近いような暮らしになっています。勉強や心のケア、将来に向けた特別なサポートを通じて、子どもたちが明るい未来に向かって進んでいけるように施設職員さんは考えています。でも、人員や時間も限られているので、子どもたちにしてあげたいと思っていても中々やってあげられないこともあります。なので、地域社会との連携も重要な要素であり、これからも多くの支援が必要です。

 

そして、支援が広がるためにはまずは理解が必要です。
多くの方の関心と理解を広げていきましょう!





<わたしたち現場職員からのお願い>

当財団では、様々な事業活動を通して施設の子どもたちの支援活動を行っております
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
ぜひご協力をお願いいたします。

個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください

 

企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください




オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
▶︎WEBページはこちら

【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ

お笑いタレント“はなわ” と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
▶︎WEBページはこちら


<過去の放送を聴いてみる>

【公開中】Youtubeチャンネル


日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら

【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト

もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
▶︎WEBページはこちら

【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
▶︎WEBページはこちら

【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
▶︎WEBページはこちら

SPONSOR

企業サポーター 2024
企業スポンサー様募集中
企業スポンサー様募集中
ROYAL MARRIAGE タイヤガーデンセキグチ 柳澤 重機 株式会社POSSE ナカムラ塗装 自立援助ホーム「ゆうきのつばさ」 株式会社ブイフォーメーション 山崎コンサル株式会社 株式会社中小企業パートナーズ エックスイベント企画有限会社 多摩桜みち法律事務所 株式会社VJグループ 税理士法人小林合同会計 合同会社エムティーシー 株式会社ゼンツ 株式会社弘兼 ASOBOAD 日本バブルサッカー協会 ふくむすび 株式会社ピコラボ 株式会社エムワイ 光清化成建設株式会社 企業スポンサー様募集中



これまでの企業スポンサー様紹介

CONTACT

お問い合わせ
内容確認後、事務局より折り返しご連絡いたします。