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児童養護施設
施設を退所した子どもたちは?

一般的に子どもたちの高学歴化が進むなか 、児童養護施設の子どもたちの大学や専修学校などへの進学率は3割程度となっており、約7割は高校卒業と同時に就職して、働いています。自ら希望して就職する子どもたちがいる一方、進学を希望していても生活費も学費もすべて自分1人で用意しなければいけないという高いハードルから進学を断念せざるを得ない子どもたちは少くありません。児童養護施設は子どもたちの就職・進学という旅立ちを支援するとともに、退所後も子どもたちに寄り添いアフターケアに取り組んでいます。ただ、現状アフターケアが十分ではあるとは言えません。例えば、北海道の施設から東京に就職した児童がいた場合、物理的な距離もあり会いに行くことさえ簡単ではありません。だからこそ、新しい居場所や周りの方々からの理解が必要になってきます。

私たち日本児童養護施設財団も子どもたちの夢や目標、素晴らしい才能を支えていきたいという思いから創設された団体です。毎年、児童養護施設を卒園する全国の子どもたちに寄付を届けていますが、正直に申し上げるとすべての子どもたちに届けるには全く至っておりません。皆様からの継続なご支援をお願いすると同時に、私たちも決して歩みを止めず活動続けていきます。

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