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児童養護施設
児童虐待について

 

子どもたちが児童養護施設で暮らす経緯の中で、大きな割合を占めるのが「児童虐待」です。
虐待は主に4つに分けられています。

簡単に説明すると下記になります。
・身体的虐待・・子どもを叩いたり、けったりなど暴力をふるい、身体に苦痛を与えること。
・ネグレクト・・適切な衣食住の世話をしない、学校に行かせない、医者に見せないなど、養育の拒否や子どもを放置すること。家族や第三者の虐待を見すごすこと。
・心理的虐待・・子どもの存在を無視する、おびえさせる、罵声を浴びせる、無理じいする、子どもの面前で夫婦間暴力を行うなど精神的に苦痛を与え、自尊心を傷つけること。
・性的虐待・・性的暴行、性関係の強要、性的な刺激を与える、ポルノなどの被写体にするなど、子どもに性的な刺激や行為をさせること。

本来、守り育ててくれるはずの親に虐待を受けることは合ってはいけませんし、法律でも責任を持って子どもを育て・教育を受けさせることが義務になっています。
それにも関わらず、児童虐待の通報は増え続け、2021年には年間20万件を超える通報が児童相談所に入りました。今まで見過ごされてきたものが表面化したという側面もあります。でも、毎年20万件以上の児童虐待の可能性があるという事実だけでもかなりの異常事態です。

 

ただ、親だけに全ての責任や重圧をかけるのではなく、児童福祉法第1条にあるように、社会全体で児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努め、すべて児童がひとしくその生活を保障され、愛護されることが、今の子どもたちを取り巻く環境を変えるためにも重要だと思います。もっち〜フェスを通して、そのような社会に一歩でも近づけていきたいと考えています。

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